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空き家の防犯|無人と分かるサインを消し、鍵と窓を固める順番

空き家が狙われるのは、誰も住んでいないからではありません。誰も住んでいないと、通りから見て分かるからです。あふれた郵便受け、腰まで伸びた雑草、夜になっても一つも灯りのつかない窓。これらは無人であることを外へ知らせる合図として働きます。入って物を持ち出す、敷地へごみを捨てる、置かれた可燃物に火をつける。どれも、その家が長く見られていないと踏んだ相手が選ぶ行動です。このページでは、まず外から何が読み取られているのかを整理し、そのうえで郵便と草と灯りで印象を変える手順、鍵と開口部を固める順番、近隣や警察や市とどうつながっておくか、そして実際に被害に遭ったときに何から動くのかを並べます。磐田市・袋井市・森町の実家を念頭に、遠方に住んでいても実行できる形で書きます。

実家の空き家防犯|留守と悟られにくくする現実的な対策について家族が資料を確認し、次の順番を話し合う写真風イメージ

まず結論

先に外から見えるものを減らします。郵便を止め、道路側と隣地側の草を刈り、暗いままの夜をなくす。次に開口部を数え、閉め忘れを潰してから、鍵と窓に費用をかけます。並行して、両隣と交番と自治会に空き家であることを伝え、連絡の道を作っておく。被害に遭ったら、入らない、触らない、110番。受理の番号と写真をそろえてから保険と修理に進みます。順番はこれだけです。

実家の空き家防犯|留守と悟られにくくする現実的な対策で定期点検を示すピクトグラム
定期点検実家の空き家防犯で最初に見る「定期点検」
実家の空き家防犯|留守と悟られにくくする現実的な対策で防犯を示すピクトグラム
防犯施錠・郵便・照明を確認
実家の空き家防犯|留守と悟られにくくする現実的な対策で漏水を示すピクトグラム
漏水水回りの兆候を早く発見
実家の空き家防犯|留守と悟られにくくする現実的な対策で近隣影響を示すピクトグラム
近隣影響庭木・雑草・飛散を管理

外から何が読み取られているか|空き家が狙われるまでの道すじ

被害の前には、必ず外から様子を見る段階があります。この章では、通りから無人だと判断される手がかりと、そこから先に何が起きるのかを押さえます。

空き巣や不法投棄をする側は、行き当たりばったりで家を選びません。多くは事前に通りから様子を見て、人の出入りが少なそうな家を絞り込みます。判断の材料は特別なものではなく、誰の目にも入るものばかりです。郵便受けから紙がはみ出している、門扉の前に落ち葉が積もったまま動いていない、夜になっても窓が一つも明るくならない。数日おいて同じ道を通り、前と何も変わっていなければ、この家はしばらく人が来ていないと分かります。防犯の話は鍵から始めたくなりますが、その前に、外から何が読めてしまうのかを知るほうが先です。

実際に無人だと伝わってしまう手がかりを、思いつく限り並べてみます。郵便受けにたまったチラシとダイレクトメール、玄関前の枯れた鉢植え、伸びきった雑草と道路にはみ出した枝、閉じたままの雨戸、破れて放置された網戸、埃をかぶった室外機、蜘蛛の巣が張った門灯、空のままの駐車場、色あせた不在票、そして夜の暗さ。一つひとつは小さなことです。しかし三つも四つも重なると、通りがかりの人にも分かってしまいます。逆に言えば、この中のいくつかを消せるなら、それが最初の対策になります。

無人の家に入る側が狙うものは、家財だけではありません。家の中を片付けてしまった後でも、給湯器やエアコンの室外機、屋外の銅管やアルミの建具、物置の工具や自転車、仏具や骨董のように見えるものが対象になります。金属の買取価格が上がると、この種の被害が増える傾向があるとも言われます。持ち出すために配管を切られたり、建具を壊されたりすると、なくなった物の値段より、壊された部分を直す費用のほうが高くつくことも珍しくありません。取られて困る物は置いていない、は残念ながら安心の理由になりません。

次に火の心配です。全国の出火原因の上位には、長く放火が挙げられてきました。無人の家が危ないのは、火をつけられやすいからだけでなく、燃え始めても誰も気づかないからです。敷地に積んだままの剪定枝、雨に濡れた段ボール、古新聞の束、物置に残った灯油の缶、庭先のポリタンク。これらは火をつける側から見れば着火物です。遠州の冬は北西の季節風が強く吹きますから、いったん火がつけば隣家へ届く速さも変わります。可燃物を敷地から減らすことは、それだけで放火への備えになります。

三つめが不法投棄です。人目の少ない私道の奥、生垣の陰になった空きスペース、開いたままのカーポートは、捨てる側にとって都合のよい場所です。置かれるのはテレビや冷蔵庫のような家電、タイヤ、建設資材、そして家庭ごみ。困るのは、敷地内に捨てられてしまうと、結局は土地を管理する側が片付けざるを得ない場面が多いことです。家電や廃タイヤは処理に費用がかかり、量が増えれば運搬も要ります。中身を勝手に開けるのも避けたいので、対応は必ず記録と相談から始めます。

もう一つ、頻度は低いものの厄介なのが、人が入り込んで居座ってしまう例です。雨戸を外して縁側から出入りする、物置で寝起きする、若い人たちが集まる場所になる。こうなると、片付けや退去をめぐって話が長引きますし、火の始末やごみの問題も同時に起きます。多くは近隣からの連絡で発覚します。裏側や二階のベランダのように、道路から見えない面ほど手をつけられやすいので、巡回では表からの見た目だけで済ませないことが大事です。

被害が分かる入口は、だいたい三つです。近所の人が気づいて教えてくれる、警察や市の担当から連絡が来る、自分たちの巡回で見つける。前の二つは、すでに何日か経ってからになります。自分で見つけられれば、その日のうちに警察へ届け、割れた場所をふさぎ、保険の連絡までを一続きで進められます。同じ被害でも、知るのが早いか遅いかで、後の作業量と近所への影響がまるで違ってきます。巡回に意味があるのは、防げるからではなく、早く知れるからです。

ですから最初にすることは、鍵を買いに行くことではなく、記録の一行目を作ることです。人が住まなくなった日、最後に施錠を確かめた日、そのときの外観の写真。写真は玄関前、道路から建物全体、裏側、庭の四か所を、毎回同じ立ち位置から撮ると変化が読めます。立つ位置に目印を決めておけば、別の家族が行っても同じ絵が撮れます。この記録があると、後で警察や保険会社に説明するときにも、いつからどうだったのかを示せます。以降の章では、印象を変える、開口部を固める、周囲とつながる、起きた後に動く、という順番で見ていきます。

  • 郵便受けの中身が通りから見えていないか、道路に立って確かめる
  • 夜の時間帯に一度は前を通り、灯りのつかない家に見えていないか見る
  • 敷地の可燃物、剪定枝・段ボール・灯油の缶を数え、置き場所を決める
  • 道路から見えない裏側と二階のベランダを、巡回の順路に必ず入れる
  • 給湯器・室外機・物置の工具など、屋外にある金属類を書き出しておく
  • 人が住まなくなった日と、最後に施錠を確認した日を記録の一行目に置く

図1通りから見られてから、被害になるまで

通りから見られてから、被害になるまで被害は突然起きるのではなく、外から見える手がかりが積み重なった先に起きます。左の段階ほど、こちらの手でやめさせやすい。郵便と草と灯りに先に手を入れるのは、この流れを左端で止めるためです。下見通りから目に留まる郵便受け、雑草、夜の暗さ。誰の目にも入る手がかりで、人の出入りが少ない家として覚えられる。再確認日をおいてもう一度見られる前と何も変わっていなければ、しばらく誰も来ていないと分かる。ここまでは敷地の外で起きている。立入り敷地へ入って裏へ回る道路から見えない裏側、二階のベランダの下、物置のまわりが確かめられる。足場になる物があるかも、ここで見られている。被害侵入・投棄・放火が起きる金属や設備の持ち出し、敷地への不法投棄、可燃物への着火。無人の家では、始まっても誰も気づかない。発覚近隣か警察か、自分の巡回で分かる知るのが遅いほど、雨風による二次被害と近隣への影響が広がる。届出も保険の相談も、そこから始まる。止められる位置は左のほうにある。設備を足す前に、外から読み取れるものを減らすほうが早い。
被害は突然起きるのではなく、外から見える手がかりが積み重なった先に起きます。左の段階ほど、こちらの手でやめさせやすい。郵便と草と灯りに先に手を入れるのは、この流れを左端で止めるためです。

郵便・草・灯り|無人であることを外へ知らせない

無人であることを完全に隠すことはできません。狙う側が判断に迷い、手間がかかると感じる状態をつくるのが、この章の目的です。

はじめに、期待できることの範囲をはっきりさせておきます。人が住んでいないという事実そのものは、時間をかけて見られれば必ず伝わります。目指すのは、隠しきることではなく、判断を鈍らせることと、選ばれにくくすることです。誰かが定期的に来ている、灯りがつく、草が刈られている。そうした痕跡が一つでもあれば、他にもっと簡単そうな家がある、と判断されやすくなります。費用のかかる設備を入れる前に、まずここを整えるほうが効きます。

最も分かりやすいのが郵便物です。郵便局には不在届という仕組みがあり、届け出た期間は郵便物を配達せずに局で預かってもらえます。長く空けるなら、転居・転送の届出で現住所へ回してしまうほうが手間が少なくなります。期間の上限や更新のしかたは案内が変わることがあるので、窓口か郵便局の公式の案内で確かめてください。あわせて、市役所や年金、金融機関、保険会社、公共料金など、送り先を実家にしたままの書類の宛先を洗い出し、順に変更していきます。

届かないようにしても、チラシや投げ込みは残ります。郵便受けに投函をお断りする表示を貼る、新聞や牛乳の配達を止める、そして回収の担当と頻度を決める。ここまでが一組です。郵便受け自体にも見直す点があります。差し入れ口が大きく、手を入れて中の物を取り出せる型は珍しくありません。鍵のかかる型に替える、あるいは口の内側に返しのある型にする。空き家では、郵便受けから紙がこぼれて地面に散らばっている状態が、いちばん遠くから分かってしまいます。

草と庭は、道路側と隣地側から手をつけます。夏場はひと月で見た目が変わりますから、六月から九月は回数を増やす前提で予定を組んでください。自分で刈るなら、刈った草の処分のしかたまで含めて考えます。頼むなら、面積、刈る範囲、草の処分の有無、年に何回かを同じ条件で伝えて、複数の相手から見積もりを取ります。条件をそろえないと金額の比べようがありません。草が生えにくい状態にする工事もありますが、費用と、その後どうする家なのかを見てから決めるほうが無駄になりません。

庭木の手入れは、見た目のためだけではありません。高い生垣や目隠しの多い塀は、外から中が見えないぶん、いったん敷地へ入った相手を隠してしまいます。腰から下はふさぎ、目線より上は抜いて見通しを確保する。これが防犯の考え方の基本です。あわせて、足場になる物を置かないようにします。エアコンの室外機、物置、脚立、積んだブロック、大きなプランター。二階の窓やベランダは、足場さえあれば一階と変わらない入りやすさになります。

灯りは、費用のわりに効く手当てです。玄関や勝手口に人感センサーのライトを付けると、近づいた人に見られているという意識を持たせます。電気を止めている家でも、ソーラー式や電池式なら設置できます。電気を残しているなら、室内の灯りをタイマーで点ける手もあります。ただし毎日同じ時刻に点いて同じ時刻に消えるだけだと、見続けられればからくりが分かります。時間をずらせる型を選ぶか、点ける部屋を変えるか。完璧を目指すより、暗いままにしない、が目安です。

電気そのものを止めるかどうかは、何をしたいかで決まります。センサーライトを使う、カメラを置く、換気のために扇風機を回す、といった目的があるなら残す。何もしないのに基本料金だけ払い続けるなら止める。決めたら、その内容と日付を家族の記録に書き、契約の名義がだれのままかも確かめておいてください。名義人が亡くなっている場合の手続きは事業者ごとに異なりますので、電気・ガス・水道をまとめて問い合わせておくと後が楽になります。

最後に、通う側の設計です。曜日と時刻を毎回そろえないほうがよいと言われます。見ている側からすると、来る日が読めない家は扱いにくいからです。行ったら、家の中だけでなく敷地を一周し、裏と二階も見上げる。近所の方に会ったら挨拶をして、来たことを知ってもらう。これも立派な対策です。遠方で通えないなら、頼める相手を決めて、見てもらう範囲と報告のかたちを紙に書いておきます。頼み方は第四章でもう一度扱います。

外から見える無人の合図と、消すための手当て
外から見えるもの手当て決めておくこと
あふれた郵便受け不在届または転送の届出、投函お断りの表示、回収の担当決め期間の上限と更新の方法を郵便局の案内で確かめる
伸びた雑草・はみ出した枝道路側と隣地側を優先して刈り、夏は回数を増やす刈った草の処分まで含めた同じ条件で見積もりを取る
夜に一つも点かない窓人感センサーライト、室内のタイマー照明、ソーラー式の屋外灯電気を残すか止めるかを、使う目的から決める
閉じたままの雨戸道路から見える面は開け、死角になる面は閉めておく開け閉めを誰がいつ行うのかを先に決める
足場になる物室外機のまわり、脚立、プランター、積んだブロックを片付ける二階の窓とベランダの下を毎回確かめる

鍵と開口部を固める|どこから手をつけるかの順番

侵入の入口は、鍵のかかっていない場所とガラスに集中します。開口部を数え上げ、費用と工事の要否から手当ての順番を決めます。

防犯の設備を検討する前に、閉め忘れを潰します。侵入の手口としては、鍵のかかっていない出入口や窓から入る形と、ガラスを破って手を入れる形が大きな割合を占めるとされています。空き家では、住んでいた頃の癖がそのまま残っていることがよくあります。縁側のガラス戸、勝手口、浴室の小窓、二階の物干しに出る窓。人が住んでいれば毎日目に入る場所でも、無人になると誰も触らないまま何年も過ぎます。まずは全部を一度、自分の手で確かめてください。

確かめるには、開口部の一覧が要ります。玄関、勝手口、掃き出し窓、腰窓、浴室とトイレの小窓、台所の換気窓、二階の各窓とベランダの戸、床下点検口、小屋裏の換気口、物置、車庫のシャッター、門扉。図面がなくても、外を一周しながら数えれば作れます。番号を振り、錠の種類といまの状態を書き添えれば、それが鍵の台帳になります。次に行った人が、どこを見ればよいのか迷わずに済みます。

次は鍵そのものです。入院や施設への入居をきっかけに無人になった家では、鍵が思いのほか多く出回っています。きょうだい、親戚、以前の同居家族、介護や配食で出入りしていた事業者、リフォームを頼んだ業者、隣の家に預けた分。まず、いま何本あって誰が持っているのかを書き出します。数が合わない、履歴が追えない、というときは、シリンダーの交換を考える場面です。相続や施設入居のような区切りで一度替えておくと、その後の管理がはっきりします。

交換するなら、古い形式のシリンダーから見直します。鍵の断面が単純な型は、特殊な工具を使って短時間で開けられることが知られています。ディンプル型など、複製と解錠がしにくい構造のものに替えるのが一般的な選び方です。目安の一つとして、官民の合同会議が防犯性能を認めた建物部品に付けられるCPマークがあります。工事の内容と費用は扉の型や現況で変わりますから、現物を見てもらったうえで、同じ条件で複数の見積もりを取ってください。

錠は一つより二つのほうが手間がかかります。侵入する側にとっては、時間がかかることと、その間に人目にさらされることが最も嫌う条件だと言われます。だから、破れないものを目指すのではなく、手間を一つ増やす、という考え方で足ります。玄関に補助錠を足す、掃き出し窓のサッシに窓用の補助錠を付ける。工事の要らない、貼るか挟むだけの製品も市販されています。空き家では、内側からしか操作できない型を使いにくいという制約があるので、外から施錠できるものを選ぶか、内側に付けたうえで出入りする戸を一つに絞るという設計になります。使い方が家族に伝わっていないと、次に来た人が開けられずに困りますから、付けた場所と操作の手順は写真に撮って記録へ入れておいてください。

ガラス面は、割れることを前提に考えます。まず知っておきたいのは、窓についているクレセントが、締まり具合を保つための金具であって、こじ開けに耐えるための錠ではないということです。ガラスを割って手を入れれば回せてしまいます。手当てとしては、防犯性能のある合わせガラスへの交換か、防犯フィルムを貼る方法があります。フィルムは、ガラス全面をきちんと覆わないと働きが落ちます。クレセントのまわりだけに小さく貼る形では、期待した効果にならないことがあります。

面格子は、外側からネジが見えている取り付け方だと外されることがあります。ネジの頭を見て、外から回せる状態なら、緩み止めや外れにくい部品への交換を相談してください。ルーバー窓のように羽を抜けば開いてしまう型も、浴室やトイレに残っていることがあります。雨戸やシャッターは物理的には強い一方、閉めっぱなしは無人の合図になります。道路から見える面は開け、裏や側面の死角になる面は閉めておく、という使い分けが現実的です。

見張りの道具を足すなら、記録が残るものを選びます。屋外用のカメラには、通信の機能を内蔵して離れた場所から画像を確認できる型や、電源のない家でも使える電池式やソーラー式があります。設置するときは、隣の家の敷地や窓が広く映り込まないよう向きを調整し、近隣にも一言伝えておくと後の話がこじれません。あわせて、家の中に残す物も見直します。権利証や実印、通帳、位牌や写真のように代わりのないものは、早い段階で持ち出しておくのが確実です。

  • 開口部に番号を振り、錠の種類といまの状態を書いた台帳を作る
  • 縁側のガラス戸・勝手口・浴室の小窓を、実際に手で押して確かめる
  • 鍵が何本あって誰が持っているかを書き出し、合わない分は交換を検討する
  • 古い形式のシリンダーは、複製と解錠のしにくい構造への交換を相談する
  • 玄関と掃き出し窓に補助錠を足し、付けた場所と操作を写真で残す
  • 防犯フィルムはガラス全面に貼り、部分貼りで済ませない
  • 面格子のネジが外から回せる状態になっていないかを一つずつ見る
  • 権利証・実印・通帳・位牌など、代わりのない物を先に持ち出す

図2どの開口部から手をつけるか

どの開口部から手をつけるか縦に入られやすさ、横に工事や電源が要るかを取ると、順番が決まります。左の列は今日その場でできることで、費用がかかりません。右の列は現物を見てもらってから決める話なので、先に左を片付けます。横軸=手をつけるのに工事や電源が要るか / 縦軸=そこから入られやすいか工事も電源も要らない(今日できる)工事・電源・費用がかかる入られやすい(一階の窓・勝手口・裏側)まず全部を閉めて回る縁側のガラス戸、勝手口、浴室の小窓を手で確かめる。足場になる物を片付ける。費用はかからない。補助錠・防犯フィルム・シリンダー交換錠を二つにする、ガラス全面にフィルムを貼る、古い形式のシリンダーを替える。CPマークが選ぶときの目安になる。入られにくい(二階・小窓・物置)足場を消し、施錠を確かめる室外機や脚立、積んだブロックを移す。物置と門扉の錠も台帳に入れる。ここは手間だけで済む。面格子の留め方の見直し・カメラ外からネジを回せる面格子を直す。カメラは電源と映る範囲を確かめてから。急ぐ順番としては後になる。左の列から順に進めると、費用をかける前に危ないところが減る。右の列は見積もりを取ってから決めればよい。
縦に入られやすさ、横に工事や電源が要るかを取ると、順番が決まります。左の列は今日その場でできることで、費用がかかりません。右の列は現物を見てもらってから決める話なので、先に左を片付けます。

近隣・警察・自治会・市|目を増やし、連絡の道をつくる

遠方から守り切ることはできません。誰に何を頼めて、何は頼めないのかを分けておくと、いざというときに連絡が早く回ります。

月に一度通えたとして、残りの二十九日は誰も見ていません。この空白を埋められるのは、その道を毎日通る人たちだけです。ただし、見てもらうことと、責任を負ってもらうことは違います。頼む相手ごとに、何をお願いしていて、何はお願いしていないのかを先に決めておくと、関係が長続きします。善意で見てくれている方に、鍵の管理や業者の立会いまで背負わせてしまうと、たいてい途中で続かなくなります。

最初は両隣と向かい、そして裏の家への挨拶です。伝える内容は、家が無人になった経緯を簡単に、連絡の取れる電話番号、こちらが訪れる頻度のおおよそ、そして何か気づいたときに連絡してほしいという依頼。この四つで足ります。留守にしている期間の細かい予定まで話す必要はありません。名刺ほどの大きさの紙に名前と番号を書いて渡すと、後で探さずに済みます。渡した相手と日付は、こちらの記録にも残しておいてください。

よくある失敗が、玄関先に管理者の連絡先を大きく掲示してしまうことです。市の制度や工事の関係で必要な場合を除けば、通りに向かってこの家は無人で持ち主は遠くにいますと知らせているのと変わりません。連絡先は近隣の方の手元に渡しておけば足ります。同じ理由で、郵便受けに長期の不在を知らせるメモを残す、家族の予定をそのまま地域の掲示板に書く、といったことも避けてください。

警察には、緊急のときの110番のほかに、相談のための窓口があります。全国共通の警察相談専用電話として#9110があり、緊急ではない相談を受け付けています。近くの交番へ足を運び、この家が空き家であること、所有者の連絡先、鍵を持っている人が誰かを伝えておくと、巡回のときに見てもらいやすくなります。不審な車や人を見かけたときの連絡のしかたも、そこで聞いておくとよいでしょう。訪ねた日と対応してくれた交番の名前は、記録に書いておきます。

自治会や町内会との関係も整理が要ります。ごみの集積所の使い方、回覧板をどう扱うか、防犯灯の費用の負担、班の当番。無人になっても会費を納め続けるのか、退会するのか。地区ごとに慣習が違うので、班長や自治会の役員へ直接尋ねるのが早道です。会費を納めて名簿に残しておくと、地区の連絡が届き、異変のときにも声がかかりやすくなります。一方で当番が回ってくる場合には、遠方から果たせるかどうかを先に相談しておく必要があります。

市の窓口では、空き家に関する相談を受ける担当課が置かれているのが一般的です。磐田市や袋井市でも、空き家の管理や活用についての相談先が案内されています。国の制度としては、空家等対策の推進に関する特別措置法にもとづき、管理の状態によって助言や指導の対象となる区分が定められています。ただし、どの家がどの区分にあたるかを判断するのは市であり、記事や宅地建物取引士が断定できるものではありません。気になる段階で先に相談しておくほうが、通知を受け取ってから動くより選べる手が残ります。

実際の作業を頼む先は、内容によって分かれます。草刈りや簡単な片付けはシルバー人材センターや造園の業者、建物の点検や修繕は工務店、定期的な見回りは空き家の管理を扱う事業者や不動産会社。頼むときに決める項目は五つです。見てもらう範囲、頻度、鍵の扱い、異常があったときの連絡先と権限、そして報告の受け取り方。とくに四つめが抜けやすく、現場で判断できずに時間を失う原因になります。窓が割れていたら誰の許可でふさぐのかまで、先に決めておいてください。

家族の中の分担も同じ形で決めます。誰が通うのか、費用は誰がどう出すのか、鍵は何本をどこに置くのか、記録はどこに置いて誰が更新するのか。きょうだいが離れて住んでいる場合、写真と日付の入った同じ記録を共有できるようにしておくと、話が早く進みます。逆に、口頭のやりとりだけで進めると、後になって聞いていないという食い違いが出ます。相続の手続きが済んでいない段階では、決められる人が誰なのかも確かめておいてください。

頼む相手ごとの、お願いできる範囲と決めておくこと
相手お願いできること頼まないこと・確かめること
両隣・向かい・裏の家様子の変化に気づいたときの連絡、こちらの訪問を知ってもらうこと鍵の保管や業者の立会いまでは頼まない。連絡先は紙で渡し、渡した日を控える
交番・警察空き家であることの申告、巡回の相談、不審者を見たときの通報の方法緊急でない相談は#9110へ。訪ねた日と交番の名前を記録に残す
自治会・町内会地区の連絡が届く状態を保つこと、集積所や防犯灯の扱いの確認会費と当番の扱いは慣習が地区で違う。班長や役員へ直接確かめる
市の空き家の担当課管理や活用の相談、使える制度の有無、通知が来る前の事前の相談どの区分にあたるかを決めるのは市。こちらで断定しない
草刈り・管理を頼む事業者定期の見回り、草刈り、片付け、写真による報告範囲・頻度・鍵の扱い・緊急時の権限・報告の方法を書いたもので決める

被害に遭ったら|最初の三十分と、その後の判断

見つけた直後の動き方で、後の手続きの通りやすさが変わります。警察、保険会社、市の窓口、そして家族。それぞれに何を渡すのかを整理します。

ガラスが割れている、扉がこじ開けられている、屋内が荒らされている。そう分かったら、家の中へ入らないでください。まだ人がいる可能性がありますし、足跡や指紋のような手がかりを消してしまうこともあります。まずは離れた場所から110番へ連絡し、状況と住所を伝えます。到着を待つ間に、外から見える範囲を写真に撮っておくのはかまいません。片付けたい気持ちが先に立ちますが、触るのはひととおりの確認が済んでからです。

警察が来たら、現場を見てもらい、被害の届出をします。このとき受け取る受理の番号は、後で保険の請求や、なくなった物の照会に使うことがありますので、必ず控えておいてください。届出には、いつからいつまでの間に起きたと考えられるか、最後に施錠を確かめたのはいつか、鍵を持っているのは誰かといった情報が要ります。日ごろの記録があれば、この場でそのまま答えられます。記録を取る意味が最もはっきり出るのが、この場面です。

何を取られたのかを把握するのは、思ったより難しい作業です。家財を残したままの家では、そもそも何があったかを誰も正確に覚えていません。分かる範囲でかまいませんので、部屋ごとに、なくなったと思われる物と、壊された箇所を書き出します。壊れた部分は、引きと寄りの二枚ずつ撮ります。屋外に置いていた給湯器や室外機、配管の銅の部分がなくなっていないかも見てください。過去に撮った定点の写真があれば、並べて比べることで気づけることがあります。

確認が済んだら、開いてしまった場所をふさぎます。割れた窓には養生した板を内側から当てる。壊された錠は交換する。その日のうちに手が回らないなら、雨と風が入らないようにする応急の処置だけでも先に済ませてください。一度入られた家は、開いたままにしておくと続けて入られます。作業を頼む先はガラス店、鍵の業者、工務店に分かれますから、日ごろから電話番号を控えておくと夜でも動けます。かかった費用の領収書は残しておきます。

保険の確認は、修理を頼む前に始めます。火災保険には、盗難による損害や、建物の壊された部分を対象にできる契約があります。ただし、建物の損害と家財の損害は別の扱いですし、どこまでが対象になるかは契約ごとに違います。あわせて、人が住まなくなったことを保険会社へ伝えているかも確かめてください。居住していない建物は、契約上の区分が変わる場合があります。証券番号を用意し、被害の日時、受理の番号、写真を添えて相談してください。適用の可否は契約の内容によりますので、ここでは断定できません。

火をつけられた場合は、順番が変わります。まず119番で消防へ、そして人の安全が最優先です。消火の後には、消防による調査があります。建物が焼けた場合、市の窓口で罹災の証明を受けられることがあり、保険や各種の手続きで求められることがあります。隣家へ火が及んだときは賠償の話が出ますが、その場で責任の有無を判断せず、保険会社と、必要なら弁護士へつないでください。近隣には、分かっている事実と、これから確かめることだけを伝えます。

敷地にごみを捨てられていた場合も、まずは記録です。置かれた位置、量、外から見える範囲の中身、日付を写真に残します。袋や箱を勝手に開けるのは避けてください。有害な物や、個人情報の入った書類が混ざっていることがあります。そのうえで、警察と市の担当課へ連絡します。誰が捨てたのか分からないまま、結局は所有する側で処理することになる例が多いのが実情ですが、届け出た記録があるかどうかで、その後の相談のしやすさが変わります。捨てられた場所は、次から入れないよう塞ぐか、見通しをよくします。

最後に、被害の後で考えるべきことを挙げます。一度狙われた家は、条件が変わらなければまた狙われます。入られた経路をふさぎ、灯りと見通しを直し、通う頻度を見直す。それでも守り切れないと感じるなら、この家をこの先どうするかという話に移る時期かもしれません。貸すのか、売るのか、解体して土地として持つのか。いずれを選ぶにしても、被害と修繕の履歴は、後で買主や借主へ伝えるべき事柄になり得ます。伏せたまま進めると、引渡しの後で争いになります。判断の前に、住所から分かる条件と、これまでの記録を一度そろえてください。

  • 異変に気づいたら中へ入らず、離れた場所から110番へ連絡する
  • 被害の届出で受け取る受理の番号を控え、保険の相談に使う
  • 壊された箇所を引きと寄りの二枚ずつ撮り、日付とともに残す
  • 屋外の給湯器・室外機・配管の銅の部分がなくなっていないか見る
  • 開いた場所は当日中に応急でふさぎ、続けて入られる状態にしない
  • 修理を頼む前に、証券番号を用意して保険会社へ補償の範囲を確かめる
  • 不法投棄は中身を開けず、写真を撮ってから警察と市の担当課へ連絡する

図3被害の後、誰に何を渡すのか

被害の後、誰に何を渡すのか侵入でも放火でも不法投棄でも、渡す材料はほとんど同じです。写真、日時、受理の番号。この三つを同じ形で四方へ回すと、手続きが並行して進みます。渡す材料を作っているのは、日ごろの定点写真と施錠の記録です。被害に遭った実家壊された箇所と、なくなった物と、いつからそうだったのか警察(110番・交番)現場の確認と被害の届出。受理の番号を必ず控える。緊急でない相談は#9110で受け付けている。保険会社・代理店証券番号、被害の日時、受理の番号、写真、修理の見積もり。人が住んでいないことを伝えているかも同時に確かめる。市の担当課不法投棄や火災の後の手続き、空き家としての管理の相談。罹災の証明が要る場面もここで聞く。所有者と家族どこまで直すか、費用を誰が持つか、この先どうする家か。作業は頼めても、この判断だけは残る。届け出る請求する相談する決める四方へ同じ材料を渡せるかどうかは、被害の後ではなく、日ごろ何を残していたかで決まる。
侵入でも放火でも不法投棄でも、渡す材料はほとんど同じです。写真、日時、受理の番号。この三つを同じ形で四方へ回すと、手続きが並行して進みます。渡す材料を作っているのは、日ごろの定点写真と施錠の記録です。

このページ固有の確認メモ

ここからは「空き家の防犯|無人と分かるサインを消し、鍵と窓を固める順番」で特に確認したい内容を、事実、避けたい判断、手元資料に分けて示します。すべてを一度に終える必要はありません。確認できた項目には日付と根拠を添え、分からない項目には担当者と再確認日を付けてください。家族が別々の時間に作業しても、同じ一覧へ戻れる状態を目指します。

確認しておく事実

この欄は、方針を決める前に共有したい事実です。家族の記憶だけで確定せず、通知書、契約書、公式ページ、撮影日が分かる写真など、確認に使った根拠を隣へ書きます。該当しない項目も削除せず「該当なし」とした理由を残すと、後から同じ調査を繰り返さずに済みます。

  • 狙われるのは無人だからではなく、無人だと通りから読み取れるから
  • 郵便・草・灯りの三つは、費用をかけずに見え方を変えられる
  • 家財がなくても、給湯器・室外機・銅管など建物側の部材が狙われる
  • 敷地の可燃物を減らすことが、そのまま放火への備えになる
  • クレセントは締まり具合を保つ金具であって、こじ開けに耐える錠ではない
  • 高い塀と生垣は、いったん入られた後の相手を隠してしまう
  • 被害の後で効くのは、日ごろの定点写真と施錠の記録

避けたい判断

この欄に当てはまる可能性があるときは、契約や処分をいったん止めます。一般例を対象の家へ当てはめたのか、資料で確かめたのかを区別し、不足情報を質問へ直してください。法務、税務、測量、建物、行政など別分野の判断が必要なら、回答できる相談先へ切り分けます。

  • 玄関先に管理者の連絡先を大きく掲示し、空き家だと知らせてしまう
  • 防犯フィルムをクレセントのまわりだけに小さく貼って済ませる
  • 室外機や脚立、積んだブロックを二階の窓の下に残したままにする
  • 鍵の所在を確かめないまま、シリンダーを昔のまま使い続ける
  • 被害を見つけて先に中へ入り、片付けてから警察へ連絡する
  • 修理を先に済ませ、保険の相談に必要な写真と番号を残していない

手元で探すもの

見つけた資料には名称、発行年、原本の保管者を記します。古い資料も経緯を知る手掛かりになるため、最新版と違うだけで捨てないでください。見つからない場合は空欄にせず、再取得できるか、誰に所在を尋ねるか、いつ再確認するかを決めると次の相談準備になります。

  • 郵便物の転送または不在届の手続きと、投函お断りの表示
  • 郵便受けの型と、鍵のかかる状態かどうか
  • 道路側と隣地側の草刈りの直近の日付
  • 夜間の灯りの有無と、センサーライトの動作
  • 開口部の一覧と、それぞれの錠の種類
  • 鍵の本数と、持っている人の名前
  • 補助錠と防犯フィルムの設置箇所
  • 面格子のネジが外から回せるかどうか
  • 足場になる物の位置と、片付けた日
  • 両隣・交番・自治会へ伝えた日と相手
  • 定点写真の撮影位置と、直近の撮影日

よくある質問

空き家の防犯で、まず何から手をつければよいですか

設備を買う前に、外から見えるものを減らします。郵便物を止めるか転送し、道路側と隣地側の草を刈り、夜に真っ暗にならないようにする。この三つで、通りからの見え方がかなり変わります。そのうえで開口部を数え、閉め忘れを潰してから、補助錠やフィルムなど費用のかかる手当てに進むと無駄が出ません。

電気は止めたほうがよいですか、残したほうがよいですか

使う目的があるかどうかで決めます。人感センサーライトやカメラを動かす、換気のために電気を使う、といった目的があるなら残します。何も使わずに基本料金だけを払い続けるなら止める判断もあります。ソーラー式や電池式の照明を選べば、電気を止めた家でも灯りは確保できます。決めた内容と日付は家族の記録に書き残してください。

家の中を片付けたので、取られて困る物はありません。それでも対策は要りますか

要ります。狙われるのは家財だけではなく、給湯器や室外機、屋外の銅管やアルミの建具といった建物側の部材も対象になります。持ち出すために配管や建具を壊されると、直す費用のほうが高くつくことがあります。加えて、開いたままの家は不法投棄や放火の場にもなりますので、閉じておくこと自体に意味があります。

近所の方に鍵を預けてもよいですか

善意で見てくださる方に鍵の管理まで頼むのは、負担が重くなりがちです。お願いするのは、変化に気づいたときの連絡までにとどめ、鍵の扱いは家族か、契約した事業者の側で持つほうが後の関係が保てます。どうしても現地対応を頼むなら、範囲と権限、報告の方法を書いたもので取り決めてください。

防犯カメラは付けたほうがよいですか

記録が残る点で有効ですが、優先順位としては、郵便と草と灯り、そして施錠を整えた後になります。設置するなら、隣家の敷地や窓が広く映り込まないよう向きを調整し、近隣に一言伝えておいてください。電源のない家では、電池式やソーラー式、通信の機能を内蔵した型が候補になります。

カルテで防犯上の弱点まで分かりますか

机上の整理では分かりません。錠の状態やガラスの弱さ、敷地の見通しは、現地を見て初めて判断できます。ふじがおか実家カルテが担うのは、住所から分かる公開情報と、確認の順番や相談先の整理までです。行政上の判断は市が行い、建物や設備の診断は各分野の専門家による現地確認が必要になります。

公式出典・確認先

制度や受付条件は変わることがあります。最終判断の前に、リンク先の最新情報と担当窓口を確認してください。

  1. ふじがおか実家カルテ|住所で分かること(fudosan.atawi.link)カルテで整理する範囲と、現地・専門家確認が必要な範囲を確認確認日:2026-08-27
  2. 国土交通省|空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報(www.mlit.go.jp)管理不全空家等・特定空家等に関する制度と指針を確認確認日:2026-08-27
  3. 国土交通省|空き家対策 特設サイト(www.mlit.go.jp)管理不全空家制度の概要と所有者が行う管理の考え方を確認確認日:2026-08-27
  4. 磐田市|大雨への備え(www.city.iwata.shizuoka.jp)磐田市ハザードマップ、洪水・冠水情報への公式入口を確認確認日:2026-08-27
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大石 浩之

富士ヶ丘サービス株式会社 代表取締役・宅地建物取引士(静岡県知事 第027186号)。静岡県磐田市見付を拠点に、磐田市・袋井市・森町・掛川市・菊川市・御前崎市・湖西市・浜松市で、相続不動産・空き家・実家じまいの相談に対応。家族が次に確認する事項を、判断を急がず、地域の実務と公的情報を分けながら整理しています。